飽食日本…何時かはしっぺ返しが来るのでは!

昨年、ノーベル平和賞を受賞したケニア人女性ワンガリ・マータイさんは、「もったいない」という日本語に感激し、「国際語に」と呼び掛けている。ところが、当の日本人は、食料自給率が先進国で最低ななのに、大量の食料を無駄にしている。国民一人当たりの一日の供給からカロリーと、実際に摂取しているカロリーとの間にはざっと3割の差がある。差は40年前の2倍強に広がっている。日本人はその分の食品を残すか捨てている計算になる。私が肌で感じるのは温泉旅館などで、大食漢の私でも食べきれない量の食事が出るにはどういうわけか。ああモッタイナイ……。
朝日新聞の日曜版「食べ残し・廃棄増える日本」より抜粋